よくネットでは”ワーホリやめとけ””ワーホリやめた方がいい”などという声を聞いたことがあるかもしれません。
今ワーホリへ行くか悩んでいる人は、ネガティブな声を聞くと不安になりますよね。
本記事ではオーストラリアでのワーホリの経験をもとに、本当にワーホリはやめた方がいいのか、”ワーホリやめとけ”と言われている理由や闇の部分を徹底解説します。
また、ワーホリを成功させるためのポイントもご紹介していきます。
ワーホリに行くか悩んでいる方はぜひ、最後まで読んで、後悔のないワーホリ生活を送ってください!
- ワーホリに行こうか悩んでいる方
- ワーホリに興味はあるけど勇気が出ない方
- ワーホリに行く予定の方
ワーホリはやめた方がいい?
ワーホリ(ワーキングホリデー)制度では、日本と協定を結んでいる国で語学学校に通ったり、働いたり、旅行をしたり様々な目的で海外生活を楽しむことができます。
ほとんどの場合、期間は1年で年齢制限が18〜30歳となっています。
私は社会人経験を3年した後、退職しワーホリへ行きました。
「ワーホリはやめた方がいい?」に対する結論から言うと、
ワーホリは絶対に行くべき!!です。
ワーホリに行くべき理由も後ほど解説しますね^^
ではなぜワーホリはやめた方がいいという声を聞くことがあるのか、詳しく解説していきます。
ワーホリやめた方がいいと言われる理由

ワーホリはやめた方がいいと言われる理由は大体以下の理由が挙げられます。
- 語学力が伸びない
- 日本人コミュニティで生活してしまう
- 仕事が見つからない・稼げない
- ワーホリ後の就職がうまくいかない
では1つずつ詳しく解説していきます。
語学力が伸びない
ワーホリに行く理由は人それぞれですが、やはり多くの人が「英語力アップ」を目的にしているのではないでしょうか。
「海外で生活すれば自然と英語が話せるようになるでしょ!」と思っている人も多いと思います。でも実はこれ、ワーホリで一番ありがちな失敗なんです。
海外にいても、日本人の友達とばかり一緒にいたり、日本食レストランで働いて日本語ばかり使っていたら、正直、英語を使わなくても生活できてしまいます。
気づけばあっという間に1年が過ぎて、「あれ?思ったより英語力が伸びてない…」という結果に。
でもこれはワーホリが悪いわけではなくて、自分の過ごし方次第。
自分の行動次第で、1年でもしっかり英語力を伸ばすことは十分可能です。
日本人コミュニティーで生活してしまう
これもワーホリでよくある失敗パターンのひとつ。
初めての土地で知り合いもいないし、日本語も通じない…となると、最初はやっぱり不安や緊張がありますよね。
そんなときに日本人と出会うとホッとして、つい一緒に行動したり、日本人コミュニティに頼ってしまうこともあると思います。
でもそれが続いてしまうと、せっかく海外に来たのに外国人の友達ができず、日本にいるのとあまり変わらない生活に…。
結果的に英語を使う機会が少なくなり、英語力が伸びない原因にもつながってしまいます。
もちろん、日本人と関わること自体が悪いわけではありません。
むしろ心強い仲間になるはずです。ただ「日本人とだけ」になってしまうのはちょっともったいないですよね。
せっかく海外にいるのだから、いろんな国の友達を作った方が、新しい経験や価値観・文化に触れられるし、英語力もぐんと伸びます!
仕事が見つからない・稼げない
「オーストラリアは時給が日本の倍以上だからめっちゃ稼げる!」と聞いてワーホリに来たのに、実際は全然稼げなかった…というのもよくあるパターンです。
たとえばオーストラリアの最低賃金は 24.95豪ドル(約2,435円/1豪ドル=97円・2025年9月現在)。日本の最低賃金と比べると確かに倍以上あります。
さらにオーストラリアでは土日祝は時給を引き上げるという法律があり、職種や契約条件にもよりますが、だいたい 1.25〜3倍 の時給になることもあります。
こう聞くと「めちゃくちゃ稼げそう!」と思いますよね。
でも、ここでつまずく人の特徴は 英語力がないこと。
高時給の仕事は基本的に英語力が求められます。
英語ができないと、日本語環境の職場や簡単な仕事しか選べず、そういった仕事は時給が安かったり、場合によっては最低賃金以下で募集されていることもあります。
その結果、「思ったほど稼げなかった…」と残念な気持ちでワーホリを終える人も少なくありません。
せっかく海外で働けるチャンスです。
ある程度の英語力をつけておけば、高時給の仕事に挑戦できるし、現地での経験もぐっと広がって、ワーホリ生活がもっと充実しますよ!
ワーホリ後の就職がうまくいかない
ワーホリを終えて日本に帰国したあと、進路に悩む人は少なくありません。
ワーホリでの経験を就職に活かせるかどうかは、「そこで何をして、何を得たか」に大きく左右されます。
例えば、英語力があまり伸びなかったり、日本語環境だけで過ごしてしまった場合、面接でアピールできることが少なく、就職活動で苦労してしまいます。
一方で、英語力をしっかり伸ばす、ボランティアに参加する、現地の職場で働く、外国人の友達と交流して価値観や文化を学ぶなど、積極的に行動した人は、ワーホリ経験を次のキャリアにつなげやすくなります。
結局のところ、ワーホリを“ただの海外生活”で終わらせるか、“自分の強み”にできるかは、自分の過ごし方次第なんです。
ワーホリへ行くべき理由

ここまで読んでいただけたら分かるように、ワーホリで後悔するかどうかは、すべて自分の行動次第です。
しっかり準備して積極的に行動すれば、ワーホリで得られるものは本当にたくさんあります。
だからこそ、迷っているならワーホリは絶対行くべき!
その理由をこれから詳しく解説していきますね。
- 英語力が身につく
- 視野・価値観が広がる
- 経験が増える
英語ができるようになる
先ほどもお伝えしたように、英語が習得できるかどうかは自分の努力次第。
積極的に行動して、自分から英語環境に飛び込めば、自然と英語力は身についていきます。
私自身、ワーホリの目標のひとつを「英語力アップ」にしていたので、その成果を測るために渡豪前後でTOEICを受験しました。
結果は 445点 → 750点(帰国時点) までスコアアップ!
もちろん、ただ海外で生活していただけではありません。
毎日コツコツ英語を勉強したり、日本人のいないシェアハウスを選んだり、英語を使える仕事に挑戦したり、外国人の友達とたくさん会話するよう心がけたり…。
そうした積極的な行動の積み重ねが、この成果につながったのだと思います。
視野が広がる
私はワーホリを通して視野が広がり、価値観が大きく変わりました。
日本にいた頃は、関わる人たちも似たような環境の人ばかりで、どうしても周りと比べたり、固定概念の中で生活していたように思います。
たとえば「大学を卒業したら就職して、同じ会社で働き続けるのが当たり前」「30歳までに結婚・出産するのが普通」といった考え方です。
でもワーホリに行ったことで、世界中から来た人と出会い、日本では出会えなかったような人生を歩んでいる人たちにたくさん出会いました。
“当たり前”だと思っていた価値観が、国や文化が違えば全く違うものだったり、何歳になっても挑戦を続けて夢を追いかけている人がいたり。
周りの目を気にせず、自分のやりたいことを貫いている人たちと出会ったことで、私自身の考え方や価値観もガラッと変わりました。
その経験から、周りを気にせず「自分軸」で生きる大切さを学びました。
そうすることで本当にやりたいことに挑戦できるようになり、挑戦することへの恐怖も減って、精神的にも強くなれたと感じています。
経験が増える
日本にいたら絶対にできない経験が、ワーホリではたくさんできます。
海外という、誰も知り合いがいなくて、言語も文化も違う土地で、一から自分の生活を築いていく。
これって本当にすごい経験だと思いませんか?
たとえば、外国人の友達を作る、家を探す、仕事を探す、英語を使って働く、銀行口座を開設する…。
どれも日本では当たり前にできることですが、海外では「自分で調べて、挑戦して、実行していく」必要があります。
そうした一つひとつの積み重ねが、ワーホリでしか得られない大きな”経験”という財産になるんです。
さらに、そうした経験は単に生活力や英語力がつくだけでなく、行動力や柔軟性、自信にもつながります。
「やればできる!」という感覚を身につけられることこそ、ワーホリ最大の魅力かもしれません。
ワーホリを成功させるための3つのポイント

これからワーホリを予定している人には絶対に後悔のない1年にしてもらいたいです。
ワーホリ経験者として、ワーホリを成功させるためのポイントを3つにまとめました。
ぜひ参考にして、1度きりのワーホリを楽しんでください♪
- 目的を明確にする
- 英語力を身につける
- 積極的に行動する
目的を明確にする
私が一番大事だと思うのは、目的を明確にしてワーホリに行くことです。
ただなんとなく「海外への憧れ」だけで飛び出してしまうと、結局は成長できずに終わってしまうこともあります。
大きな目標でなくても、「なぜ自分はこの国に行きたいのか」「ワーホリで何を得たいのか」という目的をはっきりさせておくことで、現地での生活もブレずに行動できます。
また「海外生活そのもの」が目的になってしまうと、帰国後の進路でつまずきやすいです。
だからこそ「ワーホリ後にこんな自分になりたい。そのためにワーホリ中はこんなことをする」という目標を持って出発するのがおすすめです。
例えば、
- 「ワーホリ後は外資系企業で働きたいから、英語力をTOEIC〇〇点まで上げる」
- 「将来海外で働くことを視野に入れているから、現地の職場でローカルジョブを経験する」
- 「自分の視野を広げて新しいことに挑戦したいから、積極的にいろんなコミュニティやボランティアに参加する」
- 「将来自分のビジネスを持ちたいから、いろんな国の友達を作って価値観や考え方を学ぶ」
こうした目標を持つことで、ワーホリ中の行動も明確になり、1年間をより有意義に過ごせるはずです。
英語力を身につける
英語力がなくてもワーホリ生活はできますが、やっぱりあった方が圧倒的に充実した生活を送れます。
英語ができれば、自分のやりたい仕事に就けたり、高時給で働いて貯金ができる。そのお金で旅行へ行ったり、現地ならではの経験を楽しむことも可能です。
さらに、外国人の友達を作っていろんな国の文化や価値観を学べるのも大きな魅力です。
逆に、英語ができないと日常の小さな壁にぶつかりやすくなりますが、その壁を乗り越える力になるのが「英語力」です。
ワーホリは基本1年間と期限があるので、出発前に少しでも基礎を身につけておけば、現地では机に向かって勉強するよりも、外に出て実際の経験に時間を使えます。
現地での生活では、一人でできる(日本でもできる)暗記よりも、スピーキングやリスニングを実践的に磨いていくことが理想です。
せっかくの限られたワーホリ期間を無駄にしないためにも、渡航前の勉強+現地で英語環境に身を置く行動。この2つを意識することで、充実したワーホリ生活への近道となります。
積極的に行動する
ワーホリが成功するかどうかは、結局のところ自分の行動次第です。
私のワーホリの目的の一つに、「消極的な自分を変えたい」というのがありました。
挑戦をためらったり、失敗を恐れて安全な選択ばかりしてきた性格を、新しい環境で克服したかったのです。
そのため、コンフォートゾーンから抜け出し、新しいことに積極的に挑戦することを意識して生活していました。
例えば、日本人コミュニティに頼ったり、日本語が使える仕事や日本人の多いシェアハウスを選んだりするのは安心感がありますよね。
でも私はあえて、日本人のいないシェアハウスに住み、英語が必須のウェイトレスの仕事に挑戦し、外国人の友達とたくさん交流するなど、できる限り英語環境に身を置くようにしました。
また、自分が苦手だと思うことや勇気が必要なことにも挑戦しました。
スピーキングが苦手だったので、MeetUpのイベントに積極的に参加したり、語学学校の放課後アクティビティに一人で参加したり、学校で出会った外国人に積極的に話しかけたり、英語での面接にも何度も挑みました。
コンフォートゾーンを抜け出して行動することで、自信がつき、今まで見えなかった景色や新しい人とのつながりが広がります。
ワーホリは、自分が行動するかしないかで結果が大きく変わります。
引きこもらずにたくさん外に出て、いろんなことに挑戦してみてください!
おわりに
ワーホリに行くか迷っているなら、私は「絶対に行くべき!」と伝えたいです。
ワーホリは30歳までしか利用できない制度で、31歳になったらもう挑戦できません。
行きたくても行けなくなる前に、ぜひ一歩踏み出してほしいと思います。
私自身、ワーホリで出会った友達から「行って後悔した」という話は一度も聞いたことがありません。
しっかり事前準備をして、目的を持って積極的に行動すれば、必ず価値のある時間になります。
そのために、今からできることの一つが「英語の勉強」です。
出発前に少しでも基礎を身につけておけば、現地での生活がスムーズに始められ、余計な時間を取られることなく、ワーホリ期間を存分に楽しめます。
後悔のないワーホリにするために、ぜひ今から準備を始めてみてください。
きっと人生の財産になる経験が待っていますよ。
この記事が少しでも参考になれば嬉しいです ◡̈𖤐˒˒
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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