
オーストラリアのウルルに行ってみたいけど、他の都市とはちょっと違いそう。
どんな感じの旅行になるのかな〜
オーストラリアの真ん中砂漠地帯にあるウルル。
どんな場所なのか、どんな気候なのか、全く想像がつきませんよね^^;
今回は、私がオーストラリア国内から2泊3日でウルル旅行へ行った経験を踏まえて、
ウルル(エアーズロック)への行き方、交通手段、持ち物、注意点など初めてのウルル旅行の不安を解消できるように、詳しくご紹介していきます。
一生に一度は行っておきたいウルル!
これからウルル旅行を考えている方に、この記事が少しでも参考になれば嬉しいです^^
ぜひ最後まで見ていってください♪
- ウルル旅行を計画している方
- オーストラリア在住で旅行先に悩んでいる方
- 大自然へ行ってみたい方
ウルルの基本情報

【名称】ウルル(エアーズロック)
※英語名では「エアーズロック(Ayers Rock)」とも呼ばれますが、先住民アボリジニによる本来の名称は「ウルル(Ululu)」。現在はアボリジニへの敬意から「ウルル」が正式名称とされています。
【場所】オーストラリア・ノーザンテリトリー州「ウルル・カタジュタ国立公園」内
【特徴】世界最大級の一枚岩で高さ348m、周囲約9.4km。朝日や夕陽で輝く姿が有名。
【文化・歴史的背景】
自然遺産と文化遺産の条件を満たす複合遺産として世界遺産に登録されています。
先住民アボリジニであるアナング族にとって聖地であり、彼らの文化的な重要性を尊重し、
2019年10月26日から正式にウルル登山が禁止となりました。
ウルルへの登山はできませんが、”ウルル”周辺の散策や、同じ国立公園内にある”カタ・ジュタ”のハイキングなどが可能です。
ちなみに”カタ・ジュタ”はアボリジニの言葉で「多くの頭」という意味があり、その言葉通り大小いくつもの岩が約22平方kmにわたり広がっています。
ウルルへのアクセス方法
日本からウルルへの直行便はないため、オーストラリアの主要都市経由で行くことになります。
(ケアンズ、ブリスベン、シドニー、メルボルンなど)
オーストラリア国内からは車で行くことも可能ですが、飛行機でのアクセスが中心です。
【主要都市からのフライト情報】
★各主要都市→エアーズロック コネラン空港行き
時間 | 価格帯 | 航空会社 | 備考 | |
ケアンズ | 2時間50分 | 11万円〜 | カンタス | 毎日1便 |
ブリスベン | 3時間45分 | 6万円〜 | ヴァージンオーストラリア | 週3便 |
シドニー | 3時間25分 | 2万7千円〜 | ジェットスター/カンタス | 毎日1便/週5便 |
メルボルン | 3時間 | 2万5千円〜 | ジェットスター/ヴァージンオーストラリア | 週5便/週4便 |
上記価格帯は閑散期の比較的安価の場合の価格です。
最新のスケジュールや詳細価格等は航空会社公式Webサイトよりご確認ください。
LCCのジェットスターを利用してシドニーかメルボルンからのアクセスが一番安く抑えれそうです。
それにしても国内線にしては、ケアンズやブリスベンからのアクセスはかなり高いですね💦
日本から行く場合はジェットスターでシドニー経由が一番航空券代は抑えられるかと思います。
宿泊場所・移動方法・宿泊日数
エアーズロック空港に着いてからの移動方法や宿泊場所についてご紹介していきます。
ウルル周辺は宿泊施設が限られており、他の都市のように電車や市営バスなどの運行もないので必ず事前に確認しておきましょう。
宿泊場所
ウルル観光の拠点となるのは、エアーズロック・リゾート(ユララ)というエリアで、リゾートタウンのように宿泊施設やレストラン、ショップが数店舗集まっています。
このリゾート以外の宿泊施設はほとんどないため、基本的にはユララ内のホテルやホステルなどに宿泊することになります。
宿泊施設が限られているので、特に繁忙期の場合は旅行が決まったらまずホテルを予約しておくのがベターです!
私は一番安かった「Outback Lodge」(ドミトリー)に泊まりました。
友達と4人で宿泊して、2段ベット2台の部屋で、1泊約5000円/人でした。

部屋には2段ベッド2台のみで、トイレやシャワー、洗面台は共有スペースにあります。
また施設内共有スペースにはキッチンやBBQエリアがあるので、スーパーで買い物をしてキッチンで料理をして食べることができます。調理器具や調味料なども置いてありました。
カレーを作って外で食べたり・・キャンプのようで楽しかったです♪

快適とは言いませんが、宿泊費を抑えたい方や友達同士でワイワイするなら十分楽しめると思います。
共有エリアにいると他の宿泊客とも話したりできるので、他国から来ている人と交流ができるのもドミトリーならではの魅力です^^
移動方法

ウルル観光の主な移動手段についてですが、宿泊施設のあるユララからウルル・カタジュタ国立公園まではかなり距離があるので車がないといけません。
基本的には①ツアーに参加、②レンタカー、③バス利用の3択になります。
旅行の目的や予算などに合わせて選択してみてください^^
ツアー
サンライズ鑑賞ツアーやサンセット鑑賞ツアー、空からウルルを楽しむ遊覧飛行ツアー、ラクダに乗ってウルルを眺めるキャメルライドツアーなど様々なツアーがあるので、ガイド付きでウルルをじっくり楽しみたい方やアクティビティを楽しみたい方、個人手配に不安のある方はツアー参加がおすすめです。
ツアー予約はklookなどの予約サイトから予約ができるのでチェックしてみてください。
◇相場:半日ツアー=大体1万〜2.5万円、他
レンタカー
空港でレンタカーをして全ての移動は自分で運転するパターンです。複数人で行く場合、レンタカーが一番お得だと思います。
事前に予約しておいて空港でレンタカーを借りたら、そのあとは好きな場所へ自分たちのスケジュールで行くことができて、荷物も気にせず持ち運べます。
私は自由に動けるレンタカーをしてとても便利だったので、国際運転免許を持って行く方にはレンタカーをおすすめします。
エアーズロック空港のレンタカーはklookやSkyscannerなどの予約サイトから予約できます。
◇相場:大体2万〜3万円/日(車種による)
※ウルル・カタジュタ国立公園入場料が別途かかります。(大人$38、17歳以下無料)
バス
市営のようなバスはありませんが、下記3つのバスを利用してウルル観光することも可能です。
- シャトルバス(エアーズロック空港⇄エアーズロック・リゾート)
エアーズロック空港からエアーズロック・リゾート内の各ホテルを巡回する無料シャトルバスが約20分間隔で運行されています。 - シャトルバス(リゾート内の巡回)
エアーズロック・リゾート内を20分間隔で運行している無料シャトルバスです。
全ての宿泊施設に停まり、リゾート内のスーパーやレストランがある「タウンスクエア」という場所へ行く際に利用できるので便利です。 - HOP ON HOP OFFーホップオン・ホップオフ(エアーズロック・リゾート⇄ウルル・カタジュタ国立公園)
エアーズロックとウルルやカタジュタ間を運行する有料バスです。
バス停は国立公園内に数箇所あり、レンタカーなしでツアーガイドはいらいないという場合は、このバスを利用してウルル周辺の観光をすることができます。
チケットは公式サイトから購入できます。
◇相場:ウルル往復チケット=$49(約4,900円)〜、1dayパス$130(約1.3万円)、他
※ウルル・カタジュタ国立公園入場料は別途かかります。(大人$38、17歳以下無料)
宿泊日数
ウルル旅行は何泊あればいいか悩む方も多いと思います。
私は2泊3日で行きましたが、かなり満喫できました。
もちろん、観光に行けていない場所もありますが、2泊3日あればある程度の主要箇所は回れます。
いろんなツアーに参加したい方や、たくさんハイキングしたい方、ウルルから車で約4時間離れた場所にある”キングスキャニオン”へも行きたい方は、2泊3日だと少しタイトなので3泊以上あってもいいかもしれません。
あとは、行く季節もよく考えながら宿泊日数を決めた方がいいと思います。というのも、個人的には大量のハエと暮らすのは3日間が限界でした^^;
ハエの少ない季節であればもっと快適な旅になったはずなので・・・
気候と服装・持ち物

ウルルに行くベストシーズンはいつ?
どんな服装がいいのかな?
そんな方にウルルのベストシーズンと服装を詳しくご説明していきます。
主要都市への旅行であれば足りないものは現地調達できますが、ウルルはお店も限られていて、物価も高いので、必要なものは事前に準備していきましょう!
私も実際に行ってみないと分からなかったこともあったので、実際の経験から必要な持ち物と注意点も合わせてご紹介していきます。
ぜひ参考にして快適なウルル旅にしてください^^
気候と服装

ウルルはオーストラリア大陸のほぼ中央に位置していて砂漠気候なので、年間を通して降水量は少ないですが、昼と朝晩の寒暖差が大きいのが特徴です。
どの季節も1日の中に気温差があるので脱ぎ着しやすい羽織ものが必須となります。
【春】9月〜11月:平均最高気温32℃前後/平均最低気温15℃前後
真夏ほどの暑さはないですが、昼間は日が出ていると暑いので夏と同じ服装で十分ですが、日陰や朝晩は冷え込むので軽めのパーカーなど1枚持っておくと便利です。
【夏】12月〜2月:平均最高気温37℃前後/平均最低気温22℃前後
真夏の時期は日差しが強く、暑さ・日焼け対策が必須となります。半袖半ズボンで過ごせますが、かなり日差しが強いので、皮膚を守るため長袖長ズボンを用意しておいた方が良さそうです。
【秋】3月〜5月:平均最高気温30℃前後/平均最低気温14℃前後
春の時期と同様、昼間は半袖半ズボンで過ごせますが、朝晩は冷え込む為羽織ものを持っておくのが便利です。
【冬】6月〜8月:平均最高気温21℃前後/平均最低気温5℃前後
冬季は日中は半袖で過ごせる日もありますが、朝晩は0℃近くまで冷え込む為、薄手のパーカーと厚手のジャケットなど脱ぎ着できるものを持っておくと便利です。
【ベストシーズン】
気温が安定し、快適に過ごせる春(9月〜11月)と秋(3月〜5月)です。
ハイキングやサンライズ・サンセット鑑賞も楽しむのにちょうどいい季節です。
気温が高く、空気が乾燥している10月〜3月頃はハエが大量発生する時期なのでハエ対策が必須です。
私たちは3月上旬に2泊3日でいきましたが、ウルルに着いて一番衝撃だったのが大量のハエです!
外に出ると大量のハエが飛んでいて、鼻・耳・口に入ってきます°ㅁ°
ユララにあるお土産やさんなどにフェイスネットが売っていたのですぐに購入し、外出時は常にフェイスネットを着けて歩きました💦
スケジュール調整ができるのであれば、ハエの少ない時期に行くのがおすすめです。
持ち物

私が実際に行ってみて分かった必需品や”あると良かったな”をご紹介します。
ぜひ参考にして快適なウルル旅行にしてください♪
- 歩きやすい靴
- 日焼け止め
- サングラス
- 帽子
- 動きやすい服・羽織もの(冬期は厚手の羽織もの)
- フェイスネット
- 虫除けスプレー
- 国際運転免許
- 水分・軽食
歩きやすい靴
ウルル周辺は赤土が広がっているため、ハイキングなどをする場合、靴が赤土で汚れるので、汚れてもいい歩きやすい靴がおすすめです。
日焼け止め・サングラス・帽子
春夏秋の時期の日中はかなり日差しが強いので、日焼け対策はしっかりしておきたいところ。
冬季でも日中は日差しが強いので日焼け対策は必須です。
動きやすい服・羽織もの
ハイキングや登山ができる服装と朝晩の冷え込みに備えて羽織ものを準備しておきましょう。
冬季の朝晩はかなり冷え込むので厚手のものが必要になります。
フェイスネット・虫除けスプレー
冬季はハエもあまりいないようですが、10月〜3月頃はハエが大量発生するのでフェイスネットや虫除けスプレーをもあると便利です。
フェイスネットは現地でも購入できるのでぜひ購入されることをお勧めします!
生活必需品
ウルル周辺のスーパーはIGAというスーパー1つのみです。
お店はお土産屋さんかIGAくらいしかないので、コンタクト洗浄液や洗顔など生活必需品は必ず必要分持っていくことをお勧めします。
国際運転免許
ウルル観光のツアーもいろいろあるのでツアーで行く方はいいですが、自分で全て手配していく場合は車の運転ができた方が楽しめます。
というのも、ユララからウルル周辺の観光へ行くには、車移動ができないと難しいです。
サンライズ・サンセット鑑賞やハイキングも車があれば好きな時間に好きな場所に行って楽しむことができるので、個人的にはレンタカーを借りるのがお勧めです。
砂漠の中を車で走るなんてなかなかできない体験で、広大な自然を感じながらのドライブは、それだけで本当にワクワクします。
レンタカーは空港で借りれて便利なのでぜひ利用して大自然を楽しんでみてください♪
水分・軽食
これは現地調達するものですが、ホテルからウルル周辺へ観光へ行く際に持っていった方がいいものとしてリストアップしました。
ウルル周辺はお店がないので、十分な水分を持っていくようにしてください。特に夏季は多めに持っていくことをお勧めします。
またハイキングなどする場合、ウルル周辺で軽く食べれるものを持っていくと良いです。
私たちは、IGAスーパーでパンとサーモンなどを買ってサンドウィッチができるように持っていきました。
ただ外はハエだらけでとても食事ができるような環境ではなかったのと、突然の雨に見舞われ、車の中でお昼ご飯を食べました。雨が降るのも珍しいのでこれもいい思い出です・ᴗ・
注意点
私がウルルに行って一番びっくりしたのが、ハエです。笑
何も調べずに3月に行ったら飛行機を降りた瞬間から、ハエがそこら中を飛んでいて、身体中にとまってきます💦
気候的にはちょうど良い季節でしたが、ハエの量が凄かったので、ハエが苦手な方は注意が必要です。
またハエの大量発生する夏季にいく際はフェイスネットや虫除けスプレーなどを持っていくor現地調達することをお勧めします。
※閲覧注意!!

こんな感じで身体中にハエが止まってきて鼻口耳などに入ってくるのでフェイスネット必須です!!
ウルル旅行費を抑えるコツ

ウルルは輸送費や人件費などが高いことから他の都市と比べ物価も高くなっています。
宿泊費も高く、スーパーでの買い物もレストランでの食事もかなり高額となるので、抑えれる費用は抑えたいところです。
実際に行ってみて分かったウルル旅行費を抑えるコツをご紹介します。
- オフシーズンに行く
冬季に当たる6月〜8月頃や真夏の1月〜2月頃も比較的航空券代・ホテル代が下がる時期です。 - 宿泊代を抑える
ドミトリー(Outback Lodge)だとかなり安く抑えれます。 - 自炊する
レストランもかなり物価が高いので、費用を抑えたい方はスーパーで材料を買い自炊が必須です。 - ツアーではなく個人手配で行く
ウルル観光には様々なツアーがありますが、レンタカーを借りたりバスを利用したりした方が割安の場合が多いです。
今回私は、レンタカーを利用、友人4人と4人部屋(2段ベット2台)のドミトリーに宿泊して毎食自炊をしたのでかなり費用は抑えることができました。
ドミトリーは友人だけで1部屋を借りれたのと、ほとんど外へ出ていたのもあってそんなに抵抗はなかったです。
共有のキッチンエリアで自炊もできるので、”寝るだけ”のホテルでOKという方にはドミトリーお勧めです。
おわりに
いかがでしたでしょうか?
ウルルへ何度も旅行で行く方は少ないと思うので、1度の旅行でウルルを最大限に満喫し、楽しんでもらいたいと思い、今回ご紹介しました。
この記事を参考にして、少しでもウルル旅行に対する悩みが解消されたり、ウルルを楽しんでもらえたら嬉しいです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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